身体には一日の中でリズムがあり、朝昼夜で体内の活動が変わります。これに合わせて食事をすれば消化や吸収の活動が上手く働いてくれます。健康な身体を作るためには、身体のリズムに合わせて食事をする時間帯をコントロールすることが大切です。
朝は排泄の時間で、夜中にできた老廃物を出す働きをします。 昼は摂取と消化の時間で、栄養成分を体内に吸収しやすい形に変化させます。夜は吸収の時間で、体内に栄養成分を吸収する働きが最も高まります。
女性の体には周期のリズムがあります。一般的に28日といわれる整理周期によって「心にも体にもいろいろと溜め込む体質」と「代謝のよい解毒体質」のときがあります。
溜め込み体質のときに痩せようとダイエットをしても思うように体重は減りません。それとは反対に、心身ともにすっきりしたコンディションになっている解毒体質のときはダイエット効果もでやすく肌の調子も良くなります。この体質の変化のリズムを意識するとキレイな身体をつくれます。
ここでは、不要なものを出す解毒の生理中の期間、体内が活性化する生理後の期間、溜め込みやすく心身が不安定になりやすい生理前の期間に分け、それぞれの時期にどのような野菜や果物を摂ると良いかを紹介しています。生理の状態によっては食べて大丈夫なときと、食べるとダメなときがあります。
美容や健康にいいからと食べるのではなく、食べても調子が悪いなというときには控え、食材が体に合うものを選んでください。
生理中は身体の毒出し期間です。 食物繊維をよくとって、体内をスッキリさせましょう。鉄分が不足しがちな生理中は、小松菜やほうれん草などの緑の濃い野菜も必要です。
繊維質の多い野菜はセロリ、さつまいも、じゃがいもなどです。他にも大豆といった豆類もオススメです。また、たまねぎやネギは血液をさらさらにしてくれたり体内の毒素を取ってくれたりと解毒効果の大きい野菜です。
解毒を終えて体内が活性化するこの期間は、肌や身体の美しさを整えるにはもってこいです。代謝もよくなるのでダイエットの結果も出やすいし、食べた物の栄養成分の効果も現れやすいので身体を改善することができます。
美肌を作るならトマトや赤ピーマンといったリコピンたっぷりの赤色野菜を、乾燥肌や肌荒れのケアや冷え性予防ににんじんやかぼちゃといったものを積極的に摂ってみてください。
身体がむくんだり気持ちがイライラしやすい時期です。心と体にトラブルを抱えやすいこの時期こそ食べ物の力を借りましょう。生理前は栄養を蓄えようとする体質になるので体重が増えて当たり前の期間です。1kgくらい増えてもそんなに気にする必要はありません。生理が終われば代謝もよくなり体重も戻るのでこの時期は増減を気にせず身体のメンテナンスを大事にしましょう。
身体のむくみにはカリウムを多く含むだいこん、バナナ、パセリや昆布やワカメといった海藻類。イライラには小魚や桜エビや牛乳やヨーグルト、チーズといった乳製品などに多いカルシウムが効果的です。手軽に作れるカットしたバナナとヨーグルトを混ぜて食べるだけでもバランス良く必要な栄養成分が摂れます。
鉄分:貧血予防のために必要。
ほうれん草、小松菜、ひじき、レバー、あさりなどに含まれています。
食物繊維:体内の不要物を吸着して排出。
大豆等の豆類、アボカド・にら、ごぼうなどに含まれています。
ビタミンE:血液の循環を促進。酸化を防ぎ健康な細胞を維持。
かぼちゃ等の緑黄色野菜、だいこんの葉、パセリなどに含まれています。
ビタミンC:鉄分とビタミンEの吸収を助け、美容にも効果有。
レモンやゆず等の柑橘類、ほうれん草、イチゴ、などに含まれています。
ビタミンB1:精神不安によるストレスに効果。
大豆、グリンピース、アボガドなどに含まれています。
ビタミンB12:貧血予防に有効。
青魚や卵、チーズ、レバー、貝類などに含まれています。
めずらしくて美味しい安心な野菜を食べてみませんか?地域限定生産の野菜や伝統野菜、古来野菜といったスーパーには並ばない珍しい野菜が全国各地にあります。その野菜たちは見た目と味の2つの方向から楽しませてくれます。これまで味わったことのない野菜は身体に栄養が入るだけでなく心も新鮮に元気を与えてくれます。野菜の宅配サービスを使ってお試ししてみましょう。
野菜・果物を赤・黄・緑・紫・白の5色に分けて紹介。不足している食べ物を色からチェックできます。色から選べる野菜果物字引き。