血液をサラサラにし血のめぐりをよくする野菜といえばタマネギです。タマネギで体内を整えましょう。タマネギは季節を問わず手に入り保存しやすいです。しかも、いろいろな料理に使えるので毎日食べやすい野菜です。
血液の流れをよくする野菜といえばまずタマネギが思い浮かびます。タマネギに含まれる硫化アリルという成分が血のかたまりを溶かす物質のひとつで、体内でどろどろの血からサラサラの血にする働きをしてくれます。サラサラの血液になると細い末梢血管までスムーズに血が流れるので体の隅々まで栄養がきちんと回ります。
ストレスを溜めると血管を傷つける引き金になり血管内に血のかたまりができます。激しい運動の後も体の水分量が減ったり活性酸素の発生によりダメージを受けます。こういった要因が血液ドロドロのもとになります。日ごろストレスになることが多い人やスポーツをする人は血液をサラサラにする食生活をすることが大切です。
血液サラサラ効果は切ってからしばらくおいたものを食べると効果的です。タマネギを切って細胞が壊れたときに硫化アリルが活性化されるためです。タマネギを切った直後は硫化アリルが少ないので、15分くらい時間をおいて十分に増えてから調理するとたくさん摂れます。また細胞がたくさん壊れたほうが硫化アリルができるので、薄くスライスしたり細かくみじん切りするのが効果的です。水にさらすと辛さは和らぎますが硫化アリルも水に溶け出してしまうのでそのまま食べる場合にはさらさないほうが成分を摂れます。硫化アリルは辛味の成分でもあり、タマネギを加熱すると辛味はなくなりますが刻んだものを水につけずに十分に空気に晒してから加熱調理すれば損なわれずに残ります。それと、生のタマネギはサラサラ効果は高いですが食べすぎると赤血球が壊れやすくなります。胃がムカムカするまで食べるのは辞めましょう。
タマネギ以外にもニンニク、ホウレンソウ、パセリ、長ネギの白い部分にも血液をサラサラにする効果が期待できます。大根にも硫化アリルは含まれていますが大根自体に水分量が多いので血液サラサラ効果は得にくくなっています。
生で食べるときも加熱して食べるときも、タマネギを切った後に水につけずに空気中に15分以上晒すことで、血液サラサラ成分を安定して摂ることができます。
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