空腹を満たすためだけに食べるのではなく、食べ物の色や香りにも目を向けて食事を楽しむと食後の満足感が変わります。野菜や果物の色と香りにも栄養エネルギーが含まれているので目や鼻からも成分を取り込みましょう。
新鮮な野菜と果物をしっかり摂ることで身体は元気になり、心も生き生きとしてきます。
ポテトチップスやチョコといったお菓子、アイスクリームやケーキといったスイーツ、ハンバーガーのファストフード。これらの食べ物はいくら食べても満足感が続きません。お腹いっぱいになってもまだ食べ足りないってなりませんか。
これは身体が求める栄養が満たされていない為です。ではその不足分をサプリメントで補えばいいのかというとそれも少し違います。特定の成分だけを出したサプリメントでは体内へ吸収するのには不十分です。野菜や果物そのものには、ビタミンやたんぱく質といった特化した栄養成分だけでなくいろんな栄養が含まれています。また、ほんの少し前まで根を張って育っていた生きるエネルギーが残っています。新鮮な野菜や果物から感じる香りや味といったものは身体を元気にしてくれます。こうした栄養成分が組み合わさることによって体内に取り込みやすくなり身体と心にエネルギーが貯まっていきます。
それぞれの野菜には、トマトの赤にはシミ予防といった美容効果があったり、ミツバやセロリといった独特の強い香りがある野菜は気持ち落ち着かせてくれる力があります。アスパラガスの成長ホルモンは身体の回復力を高めてくれたりと各野菜には長所がたくさんあり組み合わせて摂ることによって相乗効果も生まれます。
空腹を満たすためだけに食べるのではなく、野菜や果物といった色や香りにも栄養がある食べ物を味べると食後の満足感は続きます。
野菜は調理が面倒、果物を剥くのが面倒…最初はそう思っても日々の食事を加工食品がメインから新鮮な食材を摂る暮らしへ改革してみましょう。
ひとり暮らしの方だったら、まずはバナナやイチゴといった調理をするまでもなく簡単に食べられるものを食事に取り入れることから始めてみてください。何日か続けると新鮮な果物の色と爽やかな香りで毎日が快適になっていることに気づくはずです。次にニンニクやニラを使って野菜炒めやチャーハンを作ってみてください。持久力のある香味野菜がスタミナを与えてくれるのを実感できます。
バナナの黄色は見るだけで元気が湧き、イチゴの赤色は気持ちを前向きしてくれます。ニンニクの白色は気持ちをリセットし、ニラの緑色は疲れを癒やしてくれる。食べ物の「色」からも心身を変えてくれる心理効果が得られます。
野菜と果物が食生活の中心となると、最初は面倒くさかった調理がじょじょに好きになってきます。新鮮な野菜の色や香りで癒やされることがわかり、味がわかり、体に影響を与えくれるのを感じられるようになると楽しくなります。
朝に調理するのは面倒!だけど何か食べておきたいってときにバナナやイチゴといった果物の他にも、切ったり手間をかけて皮を剥かなくても食べられる野菜としてトマトやきゅうり、辛うじて人参があります。マヨネーズや塩をつけてそのままがぶりっといけます。
ポテトチップスがいい例ですが、あればあるだけ食べてしまえます。無尽蔵にいけるのは、味が単調なためです。味や香りが単調なものは適量以上に食べ続けられます。では野菜や果物の場合はというと、ただ剥いただけの果物でもいろいろな成分が生きているので複雑な味となっています。そのため加工されていない自然の食べ物は少量でも満足感が得られます。
めずらしくて美味しい安心な野菜を食べてみませんか?地域限定生産の野菜や伝統野菜、古来野菜といったスーパーには並ばない珍しい野菜が全国各地にあります。その野菜たちは見た目と味の2つの方向から楽しませてくれます。これまで味わったことのない野菜は身体に栄養が入るだけでなく心も新鮮に元気を与えてくれます。野菜の宅配サービスを使ってお試ししてみましょう。
野菜・果物を赤・黄・緑・紫・白の5色に分けて紹介。不足している食べ物を色からチェックできます。色から選べる野菜果物字引き。