確率と期待値を覚え投資効率が良いかどうかを考えて買います。単勝1倍の馬が複勝圏内に来る確率は66%前後で買えばとりあえず2/3の確率で当たり馬券に成ります。一番当てやすい馬券を買い続けて儲けていきませんか?勝負しましょう。
1番人気の複勝率は例年66%前後になっています。当たったら倍の丁半チンチロというわけには行きませんがリターンはひとまず横に置き、1番人気の複勝は当てることを考えたらもっとも当たりやすい馬券です。
1日12Rある中で1番人気が複勝圏内に来るか来ないかだけを予想してみてください。競馬経験の長い方なら8割くらい当てられると思います。
この後が大事で3着以内にくるので買いとした点数と実際に複勝の配当の金額の差し引きで収支を出してみてください。ちょっとプラスになってませんか?
1番人気の複勝なので100円買ったら配当は120円とかよくても150円くらいですが予想したレースのハズレが2レース以内なら収支をプラスに持って行ける可能性があります。12レース中、1番人気が複勝圏内に来るレースは確率としては7、8レースあります。馬柱をみて予想をしたときこれは来ない馬、こればまずくる馬だというのは経験から何となく分かったりします。予想してみると行けると思える1番人気馬がいるのは8レース前後になると思います。1番人気がくるかどうかの確率と自身の経験則、これが組み合わさることによって的中率がかなり上昇します。
代表的な予想のファクターは、オッズ、パドック、血統、統計データなど膨大に考えられます。レースの1番人気でも1.1倍と4倍ではベースの期待値は違ってきます。過去の統計データは切り取り方で無限に予想を迷わせます。馬を見て走るかどうか決定的に判断できないのであればパドックは馬の見物です。
当たると確信のある予想のファクターを作り、なるべく簡潔に判断できるようにしてください。自分の必殺の武器を少量だけ持つようにします。武蔵坊弁慶のように100本近く持っていてどれを使おうかという状態にしてはいけません。
どのくらい勝てそうかを確率で知っておくことは予想の大事なファクターになります。単勝オッズが1.0倍だと80%、2.0倍だと60%、3.0倍だと40%、4.0倍だと20%という的中期待値になります。それを踏まえてもし同じ相手で10回走ったときにもっと多くの数勝つと思えば狙える馬です。
払戻率が80%なのが単勝と複勝です。これは購入総額の20%を税金として引き残りの80%を的中者で分配するということです。馬連とワイドが77.5%、馬単と3連複が75%、3連単は72.5%、WIN5は70%と配当期待値が高くなる券種ほど払戻率が低くなります。1000万円の売上げがあったとき単勝と複勝なら800万円、WIN5なら700万円が分配金になります。100万円も差があるなら分配できる分け前が多い単勝と複勝は魅力でさらに的中期待値の高い複勝は当て続けられる可能性が高いので儲けも期待しやすい馬券です。
1日最大36レースの中から1番人気が絡んでくると思う10レースを選び9つ当てられるようにすると収支が確実にプラスになります。
7つくらいの的中ならやってみたらすぐ達成できますが、複勝を10レース買って9つ当てるとなると、とたんに難しくなります。
これは確率の統計で1番人気の複勝の当たる期待値がすでにはっきりされているためです。単勝1番人気が複勝圏内に入る的中期待値の率は7割弱となっています。無作為に10レース選んで1番人気を購入するだけでも7レースは当たります。
ただ、7レースも当たっても配当の低い複勝なので収支はマイナスです。8レース的中でプラスマイナスゼロに近いトントンになり、儲けを確実に出すためには9レースの的中が必要です。
期待値を上回るもう2レースの的中させる予想の訓練をしましょう。
馬主が有名人だったり購入金額が億超えの良血馬だった場合、人気先行になる場合が多いです。馬券だけで考えた場合そういった馬が1番人気になっているときはそのレースを買わない方が賢明だと思います。G1だったら買ってしまいたくなるのは分かります。新馬戦のときには飛ぶことが多い(圧勝という強烈なイメージを植え付けられることもあるのでたちが悪い)ので注意です。だいたいそういった1番人気は単勝1倍台なので儲ける為には的中率7割くらいないとだけだと思いますが、闇雲に全部買っていたら5割前後は馬券圏外になります。
馬券の回収率は大枚の法則によって賭けた回数が増えれば増えた程、期待回収値値に収束していきます。馬券の場合は総掛金額の75〜80%になります。いままで100万円使っていたら75万円は回収できているという計算です。でも、そんなに回収できていますか?回収率50%を割っている人はザラにいます。これは無自覚に確実に負ける方法の賭け方で馬券を買っているためです。
確実に勝つ方法はなかなか分かりませんが、確実に負ける方法は解明されています。谷岡一郎氏の書籍「ツキの法則」で解説されています。
確実に負ける方法の賭け方で買っている人に戻るはずの金額が、勝っている人や負け難い賭け方を知っている人に巡っているといえます。
複勝だけを買ってプラスにならないうちは他の馬券に手を出してもギャンブルの域を出ません。
過去データをいくらあさっても未来のレースは必中とはなりません。可能性という確率を上げるためには復習も必要です。でも、一番身になるのは今のレースを考え抜いて当てるという実績の積みかさねです。このパターンで当たったという積み重ねは将来の馬券上手を作り出します。
最初の馬券はシンプルにして買うかどうかだけを判断する条件を決めましょう。